ムシモンオオクワガタの極小産卵セット割り出し結果について【ムシモンオオクワガタを極小スペースでブリードしてみる2019⑤】
この記事では、ムシモンオオクワガタの極小産卵セットを割り出した結果について記述させて頂きます。
はじめに
私はごく小規模のクワガタブリードを実施しており、現在はムシモンオオクワガタの産卵セットを組んでいたところです。
その産卵セットについてはこれまで当ブログでもご紹介させて頂いているとことですが、正に掌サイズのものになります。
先日産卵セットを側面から確認しましたところ、産卵してくれたこと、又、孵化した幼虫もいることが確認できましたので、今回割り出しを実施することにしました。
極小産卵セットについて
掌サイズの極小産卵セットで実施している今回ムシモンブリードについてですが、詳細は過去記事のとおりとなります。
私はクワガタ・カブトムシ飼育を終活中の身でして、今回ごく小規模でムシモンブリードを楽しむため、一般的に爆産種であるムシモンを極めて小さい産卵セットに投入したのでした。
容器のサイズは280mlと350mlです。
セーブしたくせに…「思ったより少ない…」
前記のとおり、飼育者である私のエゴで、産卵数をセーブするために小さい産卵セットを組みました。
それにより、アムロ・レイの
「エゴだよそれは!」
というセリフが脳内に聞こえてきていました。
そして、実は今回記事に先立ちまして、割り出し結果についてSNSで触れさせて頂いているのです。
ムシモンオオクワガタ割り出し
— JBのワイドアンドシャロー (@jbwideshallow) 2020年3月19日
あれ?思ったより全然少ない💦
多くなり過ぎないように極小産卵セットにしたからいいんだけど😅#ムシモンオオクワガタ #クワガタ pic.twitter.com/DiIl7dPB2o
前回記事のとおり、産卵セットの様子を見て産卵に成功したことを確認したわけですが、これができたらできたで、「おっ、もしかして結構産んでるかも」とか思ってしまうわけです。
セーブさせようと小さい産卵セットにしていたくせに、悲しいかな欲が出てしまうのです。
正にアムロの言うとおりです。
ところが、先のSNSのとおり割り出し結果としましては思いの外少なかったのです。
いや、少なくて良かったはずなんですけど。
割り出し結果
割り出しを実施しましたのは、産卵セット投入から1ヶ月をちょっと過ぎた頃のことでした。
また、それまでの管理につきましては、発泡スチロール箱の簡易温室において、マルチパネルヒーターを使って概ね25℃としています。
280mlボトル
いずれのボトルも食痕や幼虫の姿は見えており、数はわからないものの孵化してくれた幼虫がいることは確実です。
とりわけ小さい方のボトルですが、キレイに幼虫が見えています。
開封しますとムシモン♀はマット上に出てきていました。
一仕事終えたという感じです。
ムシモン♀を取り出しまして、割り出します。
前記のとおり、幼虫の姿が見えていましたので、幸先良く幼虫1頭を取り出すことができました。
この時は、内心「この調子でゴロゴロ出てくるかもしれんな…」と思っていました。
しかしながら、その後は全然幼虫の姿は見えません。
結局、割り出して発見できたのは幼虫1、卵2という結果でした。
350ml
次に350mlのボトルです。
280mlの方が意外と少なかったですので、こちらの方は心の準備ができていました(とは言え繰り返しますが元々私は産卵数をセーブするために極小産卵セットにしたはずです)。
結果は幼虫2でした。
最後に〜幼虫飼育は菌糸ビンで
結局のところ、極小産卵セットにすることで産卵数をセーブする試みには一定の成果があったように思います。
このサイズの産卵セットで無事産卵してくれたという事実は、今後の私自身の小規模ブリードの幅を広げるということにかけては大きな意味合いを持っているようにすら思えます。
とか言いながら、実際『割り出し』という行為をすると、どうしてもつい「もっと出てこないかなー?」と思ってしまうのが性なのだと痛感しました。
そして今回のムシモン幼虫飼育ですが、菌糸ビンを使用しようと思います。
ムシモンオオクワガタ幼虫はマットでも菌床でも飼育可能であるところ、菌床飼育をしたことがなかったので、今回は菌床で多頭飼育にしてみます。
ちなみに採卵した2個の卵は孵化しなさそうな気がしたのですが、一応一緒に入れておきました。
我が家のムシモンオオクワガタ極小ブリードは、とりあえず新世代飼育のスタートを切ることができました。
当然今後どうなるかはわかりませんが、無事に羽化までたどり着いてくれれば、他に言うことはありません
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。