掘り出した菌床の再利用について-その1
この記事では、先日掘り出したオオクワガタ幼虫飼育に使用していた菌糸ビンの菌床の再利用を試してみたことについて記述させていただきます。
はじめに
私はわずかながらオオクワガタの幼虫飼育をしているのですが、先日、お陰様で蛹化には至りました。
この蛹化したオオクワガタについては、専ら観察のために人工蛹室に移行しました。
その際に菌糸ビンから掘り出した菌床が当然あるわけですが、この菌糸ビンが比較的新しく、私は貧乏性なので、何か再利用できないかと考え、まずはパプアキンイロクワガタの幼虫飼育に流用してみることにしました。
実際掘り出した菌床を飼育に再利用されている方がいらっしゃるのかは分かりかねるのですが、先輩飼育者の皆様方には、貧乏性の初心者の戯れ言と聞き流していただければ幸いです。
菌床について
オオクワガタ幼虫飼育のために使用していた菌糸ビンから掘り出した菌床になります。
先日蛹化したオオクワガタ♂を掘り出しました。
jbwideandshallow.hatenablog.com
こちらのオオクワガタですが、結局3本目への菌糸ビン交換から1ヶ月強で蛹化したため、見た目にはほとんど劣化していない状態での掘り出しとなりました。
掘り出した菌床の量ですが、オオクワガタが菌糸ビン上部に蛹室を作っていたため、わずかな量でした。
何をするにも中途半端な量でしたので、検討した結果パプキンの幼虫飼育に試験的に流用してみることにしました。
ちなみにパプキン飼育状況について
パプキンですが、ごく簡潔に申し上げますと下記のとおりになります。
・ 3月上旬、幼虫を割り出して個別飼育
・ マットは月夜野きのこ園様のきのこマット
・ ケースは170mlのPP容器
・ 飼育数20数頭
jbwideandshallow.hatenablog.com
掘り出した菌床を詰めてみる
蛹室が上の方にありましたので、掘り出した菌床を固詰めしますと、170mlケースわずか2つ分にしかなりませんでした。
詰めた時は当然オガの色ですが、菌糸が回るまで放置してみますと、数日で白色の状態になりました。
幼虫を投入してみる
2頭を選抜してパプキンの幼虫を投入してみます。
一応あらかじめ幼虫が潜る穴を開けておいたのですが、なかなか潜らず菌床上部にとどまっていました。
ちょっと心配だったのですが、一晩経過すると無事潜っていました。
我が家のパプキンは時期的に3令になっていまして、菌糸にしてもあまり意味はないと思いますし、さすがに羽化まではもたない気がします。
そもそも1〜2頭やったところでなんらかの結果が得られたとしても何の参考にもならないかと思います。
菌糸で飼育した個体が、もし他のものより大きくなったらおもしろいな、という程度のものです。
皆様は何らかの理由で、比較的劣化の少ない使用済み菌床が出てしまった場合はどうしているのでしょうか。
計画的に飼育されていれば、そのようなものはあまり出ないでしょうか。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。