オオクワガタ♀に菌糸ビンに産卵させてみる-掘り出した菌床の再利用について-その2【オオクワガタブリード】
この記事では、オオクワガタ幼虫飼育に使用済みの菌糸ビンを再利用して、ペアリングしましたオオクワガタ♀成虫に産卵させてみたことについて記述させていただきます。
※追記
割り出し結果になります。
はじめに
私はオオクワガタの幼虫をわずかながら飼育しておりまして、お陰様で先日蛹化に至り、人工蛹室に移しました。
jbwideandshallow.hatenablog.com
この際、掘り出した菌床について、パプキン幼虫飼育に流用したことについても、記事にさせていただきました。
jbwideandshallow.hatenablog.com
先日来からの記事でも記載させていただいたのですが、蛹化したオオクワガタ幼虫は、蛹室を菌糸ビン上部に形成しておりまして、掘り出した菌床がわずかでして、又、この菌糸ビンは比較的新しく再利用を検討した結果、オオクワガタに菌床産卵させてみることにしました。
オオクワガタに産卵させること
私は能勢YG血統ということで購入したオオクワガタ成虫を1ペアだけ飼育しています。
私も多くの飼育者様と同様に、オオクワガタをブリードしたいという希望は持ち合わせているのですが、飼育スペースや家族(妻ですが…)の目を気にしていることなどから、産卵セットを組むことに二の足を踏んでおりました。
(なお我が家ではパプキンブリード中、ムシモンを産卵セット投入中となります)
いろいろと検討し、飼育者の方にSNSを通じて相談させていただいたりアドバイスをいただいたり、温かいお言葉をいただいたりしていたのですが、菌糸ビンの菌床が余ったことで、菌床産卵を試してみることに思い至りました。
一般的にオオクワガタは材産卵よりも菌床産卵の方が産卵数が少ないと言われていますし、どうせ廃棄するつもりだった菌床ですので、試しにやってみようというものです。
本当に中途半端なことをしている軟弱な飼育者だと思いますが、こんなことをする奴もいるんだなという程度に温かい目で見ていただければ幸いです。
使用する菌床について
先述のとおり、オオクワガタの幼虫飼育に使用していた菌糸ビンで、容量は1400ccです。
これの上部を掘り出したものになります。
こちらの菌糸ビンは3月上旬に使用し始めたのですが、約1ヶ月で蛹化に至り、蛹を掘り出したものであり、見た目にはあまり劣化していませんでした。
こちらを一応すりこぎで固めつつ馴らしまして、使用することとしました。
種親について
種親は、能勢YG血統ということで購入したペアになります。
一応サイズを申し上げますと、
・ ♂→約81mm
・ ♀→約53mm
となります。
こちらのペアについては、まだ産卵の方針がないまま、ペアリングだけはしてみておりました。
jbwideandshallow.hatenablog.com
♀を投入してみる
菌糸ビン上部が程良くスペースが空いておりますので、そちらにゼリーを置きまして、♀を投入しています。
使うかわかりませんでしたが、一応少しだけ坑道も掘ってあげました。
現在までの状況
投入して数日間様子を見てみましたが、潜っている時もあります。
又、腹部を菌床に突っ込んでいるように見受けられた時もありました。
さらに深く潜っている時もありました。
(菌床を散らかされているだけのような気もしますが…)
ここまでの産卵実績について
割り出していないのでわかりませんが、側面から卵らしきもの1個が見えています。
これが孵化してくれるかどうか(そもそも卵かどうか)わかりません。
今後について
もし産卵していたとしたら、どうせ菌床の中にいますので、しばらく放置して見守りたいと思います。
産卵していた場合、目安はしっかり幼虫が見えるまでとしまして、状況に応じて1〜2ヶ月様子を見たいと思います。
いずれにしても♀は1ヶ月程度で取り出そうと思います。
本来は結果が出てからご紹介するべきだと思うのですが、いずれにしてもこの1組だけでは産卵したとしても、しなかったとしてもデータにはならないかと思います。
ただ個人的に私としまして、産卵するかどうか楽しみにしたいというものです。
私とすれば爆産してくれたとしても面倒を見てあげきれない恐れがありますので、今回もムシモンの産卵セットを組んだ時と同様、♀任せにしようという気持ちです。
残念ながら産卵していなければそれまでですし、産卵し孵化すれば責任持って対応したいと思っています。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。